シルク(絹糸)を構成する「セリシン」効果をまとめました!
セリシンとは?
セリシンは絹糸(シルク)を構成するタンパク質の一種で、中心部を覆うように位置しています。
熱水で溶かし冷却するとジェル状になり、製品成分としても使用されています。
「加水分解シルク溶液」とも呼ばれたりしています!
セリシン(加水分解シルク溶液)の効果
セリシンの効果をまとめました!
1 | 毛髪の強度向上。 |
2 | ドライヤー熱で毛髪が痛むのを保護してくれる。 |
3 | 髪の毛を保護して、枝毛になるのを防いでくれる。 |
4 | 頭皮を保湿する効果がある。 |
効果1:毛髪強度の向上
髪の毛の厚みが失われると、シャンプー中に切れてしまったり・・・ということがあります。
加水分解シルクを使用した際の、毛髪強度に関する測定がなされました。
その結果、濃縮度合いに比例して毛髪の引張強度の向上が確認されました。
メモ 臨床試験の詳細
強度が高いほど、グラフ上で高さがでています!
- アジア人の毛髪180本を1組として市販シャンプーにて洗浄。
- 自然乾燥後、加水分解シルク溶液(2%含有・5%含有・10%含有)で浸す。
- 2時間後、引張万能型アダプターで最大応力を算出
効果2:ドライヤー熱で毛髪が痛むのを保護
加水分解シルク溶液からは、ドライヤー熱からのダメージ保護も確認されました。
- ブリーチによる毛髪強度低下を防ぐ。
- 熱処理上での毛髪保護効果が強化する。
メモ 臨床試験の結果
無処理と比べ、強度が高いのがわかります!

- アジア人の毛髪をブリーチ液に30分浸す。
- 自然乾燥後、加水分解シルク溶液に20分浸す。
- その後、自然乾燥もしくは500Wドライヤーで熱風乾燥。
効果3:髪の毛を保護して、枝毛を防止
加水分解シルクは枝毛を防ぐ効果も確認されました。
加水分解シルクが髪の毛をコーティングしてくれるのです。
効果4:頭皮を保湿する効果
加水分解シルクは頭皮を保湿してくれる効果も確認されています。
枝毛を防いでくれるという点と同じです!
参考書籍
参考書籍 | FREGRANCE JOURNAL(2019年1月号) |
出版社 | FREGRANCE JOURNAL社 |